
IVYについて
はじめての方はまずこちらをご覧ください。
シリアで10年以上続く内戦状態に対応し、IVYは、2013年から隣国イラク・クルド自治区に避難したシリア難民への支援を開始。
2020年からはシリア国内の避難民の方々に食料配布を行い、さらに2022年以降はシリア国内で紛争の影響を受けた若者たちへの支援を展開してきました。
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2024年11月以降、シリア情勢は急変し、多くの人々が新たに国内避難を強いられています。食料不足など危機的状況に陥った国内避難民の人々を助けたい!との一心でIVYが実施したクラウドファンディングでは、多くの方から暖かいご寄付が集まり、シリア北東部で129世帯(703人)の国内避難民の人々に食料と衛生用品を届けることができました。
さらに、2025年3月からはジャパン・プラットフォーム(JPF)の助成を受け、シリア北東部ラッカ県のラッカ郡とタブカ郡で食料支援を開始。
同地域には国際機関やNGOが実施する食料支援にアクセスできていない避難所が多くあるため、それらの避難所に対し優先的に食料を配布し、3,200世帯(約13,800人)の国内避難民の人々に支援を届けています。
詳細は後日レポートしますが、食料配布の写真が現地提携団体から届きましたので、一足先にご報告します。
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食料の入った箱を受け取り、安堵の表情を見せる人々
IVYは2025年度以降も、支援が行き届いていないシリア北東部に住む、紛争の影響を受けた若者たちの支援を続けてまいります。
同地域の若者は、貧困な家庭に育ち、小学校を卒業することもままならない状況で、手に職をつけることもかなわず、定職に就けない状態にあります。内戦による継続的なストレス状態にさらされた生活を送るなかで、自分自身を大切にしようとする感情が低下し、周囲とうまくコミュニケーションが取れなくなっている若者も多くいます。
IVYの事業では、小学校を卒業していない若者にはアラビア語の読み書きや算数を教え、定職に就いていない若者には洋裁と電気機器修理の職業訓練とインターンシップ実習を提供することで、若者たちが安定した収入を得て自立し、家庭を支えていけるよう支援します。
また、心の問題に対応するため、事業に参加する若者全てに「ライフスキル研修」を提供することで、自分に自信を持ち、自分自身に合った方法で問題に対処することができるように、また周囲と良好な人間関係を築くことができるように支援します。グループワーク活動での参加者同士の交流が、お互いを支えあうコミュニティの形成につながることも期待しています。
ライフスキル研修のグループワーク
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