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2024年11月以降、シリア情勢は急変し、76万人を超える人々が新たに国内避難を強いられました。
避難先は学校や公共施設などが主ですが、その数は充分ではないため、建設途中の建物や空地など水衛生施設がない仮設避難所も多くあります。水や食料をはじめとする支援物資も行き届かない中、国内避難民の人々は食料不足や感染症の危険性など人道危機に晒されています。
劣悪な環境での生活を余儀なくされている国内避難民の人々は、見捨てられたような孤立感を強めており、食料や水など生命の危機を守る支援を届けることで、彼女ら/彼らの尊厳を保つ必要があります。
食料物資の支援は、避難民の人々の空腹を満たすだけでなく、安心感をもたらし尊厳を回復することにもつながります
IVYと現地提携団体は、ジャパン・プラットフォーム(JPF)のシリア人道危機対応支援プログラムのもと、シリア北東部のラッカ県のラッカ郡とタブカ郡に点在する92の仮設避難所の国内避難民3,200世帯(約13,800人)に食料支援を行いました。
対象となった仮設避難所は、国際機関や他のNGOが実施する食料支援にアクセスできておらず、食料不足の状態にありました。学校や公共施設、その周辺の空地など、国内避難民の人々が集まっている箇所を探し、食料支援が届いていないことが確認できれば支援対象に選定されました。
支援先のとなった避難所の一つ
支援先の公共施設へ向かう現地提携団体のスタッフたち
配布された食料は、米、砂糖、油、レンズ豆など、普段の食事に欠かせないものばかり。
物資を受け取った国内避難民の方の感謝のメッセージをご紹介します。
今回の支援は、私たちにとって大きな意味があります。 いただいた食料のおかげで、子どもたちに食事を与えられますし、家族もしばらくは安心して過ごすことができます。 私たちが直面している困難な現実の中で、心の安らぎを与えてくれました。 支援してくださった皆さんの思いやりに、深く感謝しています。
配布物資の倉庫
カメラを見て集まって来た子どもたち
今回の食料支援は、現在も過酷な状況に置かれている国内避難民の人々にとって、一時的な助けになったにすぎません。
シリアのこれからの復興に向けて、長期的・持続的な解決策が必要とされており、私たちIVYもできる限りのことに取り組んでまいります。
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