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サラハディン学校、イブン・バイタール学校でサマースクールを実施!

サラハディン学校、イブン・バイタール学校でサマースクールを実施!

IVYは、イラク・クルド自治区エルビル郊外の国内避難民の子どもたちが通うサラハディン学校、イブン・バイタール学校の校舎老朽化や過密化に対応するため、教室建設を行いました。

その新教室を活用し、長い夏休みに「サマースクール」を実施しています!

イラクの夏休みは、3か月?

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サマースクールに集まった子どもたち

イラクの小中学校の学期スケジュールは、前期が9月半ばに始まり1月末まで、後期は2月中旬から6月までとなっています。その後9月中旬まで、3か月近く夏休みがあります!

夏休みがこんなにも長い理由は、「暑いから」。気温が50度近くになることもあり、冷房設備が充分でない学校に来るのは、命の危険が伴うのです。

長い長~い夏休み、ちょっと羨ましいような気もしますが、実際には授業時間数が不足して、学期中に詰込み授業をする必要があったり、子どもの学力が低下したり、教育機会の格差が生じる、といった課題があります。子どもの成長に必要な社会活動や集団学習が中断されることによるデメリットも。

これらの課題に対応するため、IVYのソーシャルワーカーがサマースクールを企画!アクティビティ中心の学習を異学年混合で行う機会を提供しました。

Summer School Photo Gallery

国内避難民の子どもたちにとって、サマースクールは初めての体験!楽しいアクティビティで、教室には子どもたちの笑顔が溢れていました。

サマースクールでは、もう一つ収穫がありました。普段は家庭の事情など、様々な理由で学校に通えない子どもたちが、サマースクールの噂を聞いて参加してくれたのです!IVYのスタッフが、この子どもたちが9月末から学校に通えるように、学校側や親に働きかけているところです。

この夏が、子どもたちにとって忘れられない夏になるよう、IVYスタッフ一同頑張ります!

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