バングラデシュ
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11月のバングラデシュ事業

11月のバングラデシュ事業

IVYバングラデシュのラムー郡事業は、11月も順調に進んでいます。

今年は雨季の洪水等の被害が少なく、野菜が沢山収穫できています。

(これまでの活動は、活動レポート一覧からご覧ください。)

【動画】 事業に参加しているディルダール・ミアさん

ミアさんは、妻と2人の子供と暮らしています。

家族で農業を営んでいますが、子供が最近産まれたばかりで、妻はほとんど働くことができません。

ミアさん一家の収入は、月に15,000タカ(約18,700円)未満で、とても苦しい状況でした。

※バングラデシュの世帯平均月収は、約32,000タカ(約40,000円)  (2022年)

ミアさんは、事業で配布したキュウリの種を自分の畑に植えました。動画でも見られるとおり、とても順調に育っています。

それを市の中心部にある市場で売り、収入が増えています。

「今年は25万タカくらい稼げるかもしれない」と、ミアさんは大きな希望を抱いています。

大切に育てた野菜を適正価格で売るための、マーケティング研修

事業の対象農家に、野菜を売る仕組みについての研修を行っています。

たくさん野菜が採れても、売る場所が見つけられずに腐らせてしまったり、仲買人に安く買い叩かれてしまうことがありました。

研修では、収穫した野菜を大きさや重さ別に仕分けしたり、きれいに洗ってから市場へ運ぶことなどを学びました。また、農家でグループを作り、共同で市場へ野菜を運搬する利点などを学び、参加者で議論をしました。

雨季が終わって移動がしやすくなるので、これから市場との連携の強化をはかっていきます。

【おまけ】ラムー郡の野菜畑・ビフォーアフター

事業では、研修と併せて、野菜の種(大根、レッドアマランサス、ロングビーンズ、ゴーヤなど)を配布しています。配布前に、事務所で種の発芽率を調べて、質のいいメーカーのものを選んでいます。

野菜を植える前と後で、同じ位置から写真を撮りました!

ビフォー アフター

これからも、IVYにしかできない支援のかたちを模索しながら進んでまいりますので、応援をよろしくお願いいたします!

(バングラデシュ現地事業統括 近藤理恵)

本事業は、自己資金と皆様のご寄付、ご厚意により実施されています。
ご寄付を受け付けておりますので、ご協力をよろしくお願いいたします。

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