IVYについて
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2024年8月、バングラデシュ東部で発生した大規模洪水により、580万人が被災しました。
IVYは、JPFの助成により9月29日から被災者支援事業を開始。特に被害の大きかったノアカリ県の2つの郡で、簡易シェルターの建設支援と、井戸の修理、水衛生キットの配布を行ないます。
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被災地では、10月に入っても降雨が続き、腰の高さまで浸水している場所も。
1,700世帯に簡易シェルターを配布するにあたり、対象世帯調査を行ないましたが、道路が冠水しているため、時には舟を出動させたり、地元の方が設置した丸太や竹の橋を渡ったりしながらの移動となりました。
現地スタッフは冠水した道路を歩いて 被災世帯調査に向かう |
膝上浸水した状態で |
どっしりした丸太でも地盤がゆるいので |
竹一本では手すりが あっても怖い(事業統括・近藤) |
水に浸かりながら 住民に聞き取りする現地スタッフ(左) |
ため池のようになった道路を 舟で移動する現地スタッフ(右端) |
このとおり移動が大変難しいため、住民に対する聞き取り調査は難航しました。
水の引きが遅かったことで、汚染された水が留まり続け、皮膚炎が蔓延しています。
倒壊寸前の家屋に暮らしている方も多く、一時はベッドの高さまで水が流れ込んで黴臭くなった寝具をそのまま使っているなど、被災者の住環境は劣悪な状態です。
全壊してしまった家屋を前にたたずむ被災者の方
被災者世帯の訪問調査に同行する現地事業統括(右から2人目)
壊れた手押し式ポンプを確認する現地事業統括(右)
ほとんどの住民が仕事をなくしてしまい、生計を立てるための継続的な支援を切望していました。
過酷な環境下で暮らす被災者の方々ですが、事業にはとても協力的で、中には「ぜひボランティアに加わりたい」と話してくれる大学生もいました。
今後、速やかに資材の配布にとりかかる予定です。
(現地事業統括 近藤理恵)
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