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移動診療チームの活動と現地からのありがとう

移動診療チームの活動と現地からのありがとう

IVYは、現地提携団体のSTEP-INと協力し、2024年3月末からウクライナ北東部のハルキウ州で新しい事業を開始しました。

▼活動地

移動式医療チームによる保健医療の提供

ウクライナ北東部ハルキウ州では、人口180万人のうち170万人が人道支援を必要としており、首都キーウに次いで2番目に多い数です。

同州では要衝での攻防が今も続いており、爆撃の被害や医療従事者の不足により医療機関の機能が低下しています。

また、州中心部では推定で8万人以上の国内避難民、郊外の半数の高齢者が適切な医療を受けることができず、深刻な健康状態にあります。

避難生活を強いられている人々の中には高齢者が多く、特に日常的に内服薬を必要とする高血圧等の慢性疾患を抱えている場合が多くあります。加えて、ハルキウ地区郊外で生活する人にも高齢者が多く、体調不良でも医療機関にたどりつけずにいます。

年金受給者は最低限の生活水準を維持するのも困難であり、戦争激化以前よりも経済状況は悪化しており、医療費や医薬品の価格高騰により食費を捻出するために、治療や内服をあきらめ中止する高齢者も多く、ウクライナ全土で5人に一人が必須医薬品へのアクセスに問題を抱えています。

また、ハルキウ地区ではハルキウ州の前線地域から逃れてきた多くの人々が生活しています。人道支援のニーズが高いだけでなく、多くの人々は苦痛にされされており、精神的問題を抱えていることから精神的ケアのニーズも高い状況です。

IVYとSTEP-INは、弱い立場にある人々が保健医療サービスへアクセスできるように、移動診療チームを結成し、一次医療や心のケアを提供しています。

移動診療チームの活動

医師・看護師・心理療法士・臨床検査技師・フィールドコーディネーター・受付担当者の6人からなる移動診療チームが、医療サービスの不足が確認されているハルキウ市内とハルキウ郊外を訪問します。

ハルキウ市内で現地NGOの運営拠点を間借りし、両NGOの支援物資等を受け取りに訪れた人々のうち、医療にアクセスできない人々に保健医療サービスにアクセスできるよう、一次医療と心のケアの診察を提供しています。

ハルキウ郊外では中心部から離れた郊外に住む人々に対して訪問診療を実施し、郊外での医療アクセスの改善に取り組んでいます。

活動の様子

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患者さんからのありがとうの声

保健医療サービスを受けた患者さんから、嬉しいお手紙が届きました!

その中の一部をご紹介します。

メッセージ1

私は心からあなたの眼科医とマネージャーに感謝しています。私たちへの配慮と医療活動に感謝します。

ありがとうございました。

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メッセージ2

あなたの繊細さ、理解、良い行動、私たち-老人や貧しい国内避難民-への配慮に感謝します。

あなたの健康と忍耐と平和を祈っています。

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これからも弱い立場にある人々に寄り添い、STEP-INと協力してウクライナでの活動を続けていきます。

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