
IVYについて
はじめての方はまずこちらをご覧ください。
IVYシリア事業では、コミュニティの中で最も弱い立場にある、障害や貧困に直面した若年女性/男性を対象に、職業訓練コース・インターンシップ・起業支援金を提供するプログラムを実施しています。
職業訓練コースを通じて身に着けた技術と知識、起業に最低限必要な機材の供与、起業支援金の支給により、支援対象者は自らの工房を立ち上げるなどして、経済的自立と尊厳ある生活へ向けて、着実な一歩を踏み出しています。
今回は、2名の支援対象者の軌跡をお届けします。
Sさん(21歳・仮名)は、8人家族の生活を支える主な働き手として、病気や高齢の家族を抱え、厳しい状況の中で暮らしています。
夫が国外にいて安定した仕事に就いていないことから、Sさんは家族を支えるために生計を担っており、本事業の支援対象となりました。
Sさんは研修に熱心に取り組み、パイやピザ、ケーキなど、幅広いお菓子作りの技術を身につけ、それを生かして、自宅に菓子工房を立ち上げ、地域の人々から結婚式や地域行事などの注文を受け、菓子の製造・販売を始めました。
事業から支援されたオーブンや冷凍庫などの器具も活用し、質の高い菓子を効率よく作ることで、少しずつ顧客を増やしています。顧客対応や仕事の計画・運営などの力も身につき、自分の技術や仕事に自信を持てるようになりました。
収入が安定したことで、家族の生活もより安定し、Sさん自身の経済的な自立と、将来に向けた新たな一歩につながっています。
Lさん(18歳・仮名)は、6人の子どもと高齢の両親を含む8人家族を支えています。
父親が病気で働けず、安定した収入もない中、若くして家族の生活を支える大きな責任を担っていることから、本事業の支援対象となりました。
Lさんは研修に熱心に取り組み、手刺繍やビーズ刺繍など、さまざまな刺繍の技術を身につけました。難しいデザインにも粘り強く挑戦し、研修修了時には、お客さまからの注文に応えられるまでに技術が向上しました。
研修後は自宅で刺繍の仕事を始め、親族の洋裁店とも協力しながら、地域の人々から注文を受けています。
仕事を続ける中で、顧客とのやり取りや納期・品質管理などの力も身につき、少しずつ安定した収入を得られるようになりました。
刺繍の仕事を通じて自信も高まり、Lさん自身の自立と、家族の生活を支える力につながっています。
IVYは今後も、シリアの紛争の影響を受けた若者たちへの支援を継続してまいります。これからも変わらぬご支援をよろしくお願いいたします。
本事業は、JPFによる資金、真如苑 様からのご支援と、
皆様のご寄付により実施されています。
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