
IVYについて
はじめての方はまずこちらをご覧ください。
IVYのシリア事業では、脆弱な若者に対して、職業訓練コース・インターンシップ・起業支援金を提供するプログラムを実施しています。
支援対象者は、コミュニティの中で最も弱い立場にある、障害や貧困に直面した女性・男性です。
職業訓練コースを通じて身に着けた技術と知識、起業に最低限必要な機材の供与、起業支援金の支給により、対象者は自らの工房を立ち上げ、経済的自立と尊厳ある生活へ向けた一歩を踏み出していきます。
20歳のSさんは、夫と離婚し、2人のこどもを育てています。 左脚に障害があるため、移動に困難を抱えています。
Sさんの妹にはダウン症があり、Sさんは仕事や育児の傍ら、妹の介護もしています。
月収はわずか50ドルで、一家の家計を支えるには不十分でした。
Sさんは、IVYが主催した縫製研修に参加。 移動が困難にも関わらず、強い熱意と忍耐力で、研修を無事修了することができました。 その前向きな姿は、他の受講生にも良い影響を与えていたようです。
研修後、起業支援金で必要な資材を購入し、Sさんは住んでいる地域で縫製工房をスタートさせました。仕事場はSさんが使いやすいように整えられており、Sさんは経済的自立に向けた1歩を踏み出しました。
今後、Sさんが自身の縫製技術に自信を持てるようになり、地域で次第に受け入れられて、定期的に縫製の注文が入るようになれば、安定した収入を得られるようになるでしょう。 Sさんの育児や介護の負担は変わりませんが、経済的な不安が解消され、生活環境の改善や、こどもの支出にも対応できるようになることで、Sさんの精神的負担が少しでも軽くなることを願っています。
Zさんは、夫とは死別し、1歳半になるこどもを育てています。
こどもには、出産時の酸素欠乏による筋弛緩の障害があります。 定期的に受診しなければならないため、診療費が大きな負担となっていました。
Zさんは、職業訓練コースを終了後、ミシンや材料など必要機材を受け取り、自宅で縫製の仕事を始めました。 こどもの様子を見ながら仕事ができるので、とても助かっています。
今では安定した収入を得ることができ、こどもの医療費をねん出することができているようです。
本事業は、JPFによる資金、真如苑 様からのご支援と、
皆様のご寄付により実施されています。
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