IVYについて
はじめての方はまずこちらをご覧ください。
2011年3月と言えば私たち日本人にとってはあの大震災があった日ですが、ちょうど同じ頃、悲劇が始まり、そして今もまだその悲劇がずっと続いている国があります。
そう、シリアです。(写真はアルビル市の空き地に自分たちで建てた仮設住居で暮らすシリア難民のご家族。この幼い4人姉妹は8月の爆撃でお母さんを失くしたばかり。)
国外に難民となって周囲の国々へ逃れ、国連で登録された人数だけでもこの10月で220万人を超えました。震災と同じようにあの3月からずっと気になっていたシリア情勢、そしてそこに暮らしていたはずの普通の家族、、、
縁あって、イラクの北部、今は「クルド人自治区」と言われている地域に、シリアから逃げてきた方々(主にシリア系クルド人と言われる方々)が22万人おられるというので、6月より現地調査等を進めていたIVYでは、このほど協力団体の皆様の協力の下、支援活動を開始させていただく運びとなりました。
「あのイラク!?」と驚かれる方も心配してくださる方もおられるとは思いますが、クルド人自治区は「第2のドバイ」と言われるほど国境貿易で経済発展し、日本企業の進出も少しずつ増加しています。
IVY初の中東での支援活動となりますが、安全には十分注意して進めてまいりますので、皆様のご支援をよろしくお願いいたします。
4月 | ジャパン・プラットフォーム(JPF)加盟 |
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5月 | 緊急支援担当、副担当採用 シリア、南スーダン、ハイチの3か国で支援国を検討 |
6月 | シリア難民調査準備開始(ヨルダン、イラクの2か国検討) |
7月 | イラク国クルド人自治区にて現地調査 支援分野の検討 |
8月 | 第1段階は、キャンプ外で暮らす難民に対しての越冬支援と決定 |
9月 | ジャパン・プラットフォームに「イラク国クルド人自治区の首府アルビル市のシリア難民を対象とした越冬支援」に申請、採択 |
10月 | クルド人自治区へのNGO登録、IVYアルビル事務所開設、現地スタッフの採用、追加調査等のためにアルビル市に事務局長派遣 |
11月 | 日本人スタッフ2名を現地駐在として派遣 現在、支援対象地域、対象者の調査中 |
事業名 | 「イラク国クルド人自治区の首府アルビル市のシリア難民を対象とした越冬支援」 |
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目的 | イラク国クルド人自治区の首府アルビル市内にキャンプ等より移動し、屋外や仮設住居等に暮らすシリア難民を対象とし、当団体の初事業として越冬用品の配布を行うことにより生活環境の改善を図る。 |
内容 | 暖房用品、防寒着、断熱材・防風材等を配布する |
対象 | アルビル市内のシリア難民で屋外や仮設住居等に暮らす約266世帯 |
助成 | 特定非営利活動法人 ジャパン・プラットフォーム、外務省 |
協力 | クルド日本友好協会、特定非営利活動法人日本イラク医療支援ネットワーク |
初めてイラクで冬を迎える難民の方が大勢おられます。しかし、その数が膨大なため、活動資金が不足しています。お寄せいただいたご寄附は、難民の方々のための、石油ストーブ等の暖房用品、コート・ジャンパー等の防寒着、風除けのブルーシートや断熱材等を購入するための資金として活用されます。
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