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2月3日(土)10:00~15:00に山形県山形市の遊学館で、「対立から考えるワークショップ」を開催しました。
講師にNPO法人DEAR(開発教育協会)の事務局長である中村絵乃さんをお招きし、20名の皆さんにご参加いただきました。当日のレポートをお届けします。
「対立」と聞くと、皆さんはどんなことをイメージしますか?
「意見の食い違い」「怒り」「感情的」「わかってもらえない」などマイナスのイメージが多いかもしれません。
「対立」というのは悪いことではなく、日常にありふれていることです。
「対立」と聞くと大ごとのような気がしますが、日常生活で少しモヤモヤしたことやイラっとしたことも、対立につながっているかもしれません。
まず自分の気持ちとニーズを知る、そして相手の気持ちとニーズを考え分かろうとするという、「対立」が起きた時の解決への1歩を学ぶワークショップでした。
「嬉しい」「悲しい」「悔しい」「こわい」など、16個の感情が書いてあるビンゴシートから一人の人につき一つ感情を選んで、「どんな時にその感情を持つか」質問し、1列揃ったらビンゴです。
どんな時に嬉しく感じ、どんな時に悲しく感じるのか、人それぞれに違いがあります。
短い時間でしたが、一番多い人で7人に聞いている方がいらっしゃいました。
相手に聞きやすい/聞くのが少し難しいと感じる気持ちや、「対立」と関係するのはどんな気持ちかを考えました。
2.ロールプレイ
二人一組になって、いくつかロールプレイをしました。そのロールプレイの一つが「宿題をしてほしい親」と「ゲームをしたい子ども」。平日は部活で忙しい子どもが、休みの日に部活から帰って家でゲームをしている時に、親が帰ってきて「宿題やったの?」と聞くところから始まります。
ロールプレイのあとには、この対立を分析しリフレーミング(=この問題はつまりどういうことか?)し、解決策を考えました。
自分の感情(特に怒り)について、深く考えてそれを他人とシェアするというのは、なかなか普段はしないことで、同じグループの方々に共感してもらったり、別の視点での考え方を聞いたりすることで学びになりました。自分が、「~すべきなのに相手がしていない」という時に怒りを感じるということに気づきました。
ワークショップ内で出てきた「対立というのは悪いことではなくて、変化のチャンス」という言葉が印象に残っています。プライベートでも仕事でも様々なコミュニケーションの場面で活かせる考え方を今回知ることができて、充実した4時間でした。
研修会の後は、講師の中村さんと参加者の皆さんが交流する時間をとりました。ワークショップの中で気になったことや、もっと学んでみたいことなど皆さんが自由にお話ししてもらえる時間になりました。
ワークショップは中村さん、参加者の皆さまのおかげで終始安心して話せる穏やかな空気感で行うことができました。ありがとうございました。
※本事業は、公益財団法人山形県国際交流協会の助成により実施しました。
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