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【外国人支援部門】IVY/AIRY 第1回 医療通訳養成講座を開催

【外国人支援部門】IVY/AIRY 第1回 医療通訳養成講座を開催

2024年度 IVY&AIRY 第一回医療通訳養成講座

テーマ:うつ・双極性障害のメカニズムと対応の留意点

  日時:2024年7月20日(土)
  会場:山形県男女共同参画センターチェリア学習室

最近、相談や通訳、介護などの様々な場面で、心の病を抱える方に出会います。いまや誰にとっても他人事ではない心の病気のメカニズムと対応の留意点をテーマに、山形大学医学部付属病院精神科医の白田稔則先生にご講義頂きました。中国語、韓国語、ベトナム語など8言語の通訳者・相談員計19名が参加しました。

これまでは、IVYのスタッフ内で話し合ってテーマを決めてきましたが、今回は、過去のアンケートで寄せられた意見や、事前に参加者に尋ねたニーズを参考にして、テーマを設定しました。

人は、尋ねられたら自然に自分自身の生活や周囲の人の様子に目を向けるようになり、学習意欲も高まるのではないかと思います。参加者とやりとりするようになってから、チーム意識が高まり、ともに山形という場を耕している気がしています。

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講師を務めてくださった、山形大学医学部精神医学講座の医師 白田稔則(しらた としのり)先生

  • 参加者から寄せられた感想の一部をご紹介します。
  • 支援者としての役割の重要性とともに、支援者が自身のケアにも気を付けて支援を続けることの重要性が心にしみました。

    相談者と支援者の関係を守るためにも、できる、できない、の線引きをしながらも相談者の感情によりそう大切さを改めて学びました。難しいと感じますが、自分の心の動きを確認しながら業務に取り組みたいと思います。

    うつや双極性障害の方の相談を多数受けます。今日は治療法や対応についての話を伺えて、大変参考になりました。

    介護の仕事をしています。ある利用者の方がうつの薬を服用しているのですが、コロナにかかって入院後、一気に日常生活動作ができなくなってしまいました。精神的な浮き沈みもあるので、今日学んだ知識を対応に活かして行きたいと思います。

    白田先生の言葉と雰囲気に癒されました。

    (IVY外国人支援部門 西上紀江子)