IVYについて
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イラクでは、いまだに残る紛争の影響と新型コロナにより、貧困に窮する人々が多くいます。
イラク国内で人道支援を必要とする人々は410万人にも上り、子どもの教育支援のニーズは高く、避難民、帰還民、ホストコミュニティの子どもたちが安全に学べる環境が求められています。
IVYでは現在、イラクのニナワ県・ドホーク県・エルビル県で教育支援を届けています。その活動の一部をご紹介します。
2024年9月、IVYはグシュタパ地区に位置するサラハディン学校において、8教室の建設を開始しました。
この学校は、国内避難民(IDPs)のために3シフトで運営されている学校です。現在の教室の状態は非常に悪く、4教室が完全に閉鎖され使用できない状況にあります。そのため、残りの教室が過密状態となっており、たとえば男子小学校の1年生は95人の生徒が5×7メートルの教室で授業を受けている状況です(2023年時点)。
現在、8教室の建設が進行中で、この地域の生徒たちにより良い教育環境と安全な学習スペースを提供することを目指しています。
ニナワ県シンジャール地区ハナソルにある学校は3交代制で運営され、1つの建物内で活動しています。
教育機関にはトイレ等の水衛生設備設備が欠かせません。しかし、この学校では生徒数に対して水衛生設備が圧倒的に不足しています。
そこで、IVYはこの問題に対応するため、10ユニットのトイレブロックを建設しました。男子生徒用に5つ、女子生徒用に5つ設置されており、国際建設基準と教育省の指導に基づいて設計され、高品質の材料が使用されています。
プロジェクトのもう一つの活動として、12の学校に教育資材を提供しています。この学校を含む、同じ地域の他の2校にも資材が提供されます。
各学校には、それぞれのニーズに応じた教育資材が選ばれます。選定は各学校の特定の必要性や、関連する教科分野での資材の入手可能性を考慮して行われています。
提供される教育資材には、教育カードやポスター、文字や地図、スポーツ用教材、ノートパソコン、プリンター、スキャナー、ロッカーなどがあります。
IVYは、これからも現地の声に耳を傾け、必要な支援を届けていきます。
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