IVYについて
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私たちが活動しているニナワ県南東部に位置するカイヤラ地区は、2014年から2017年の3年間、過激派組織ISILに支配され、住民のほとんどが逃げ出すことができませんでした。
子どもたちが通っていた学校もISILによってカリキュラムが変えられたために、子どもを学校へ行かせる家はありませんでした。
現在支援している小学校は、紛争によって校舎が壊されたために、村の人たちが
お金を出し合い校舎を建て直しましたが、1クラスに70人以上の子どもたちが
ぎゅうぎゅう詰めの状態で勉強をしています。
そこで私たちは、学習スペースを広げ、勉強に集中できるよう、
プレハブ校舎を建設することにしました。
12月から始まった工事、2カ月を経て校舎の全形が見えてきました。
新型コロナウイルス感染拡大防止のために、子どもたちの登校は週1回と
限られていますが、今ある校舎から工事の様子を眺めている子どもたちからは
完成に胸を躍らせるという声も聞かれます。
校舎完成後は、子どもたちに対して衛生教育を実施する予定です。子どもたち同士の
物理的な距離を保つだけでなく、衛生意識についても学ぶことで、感染症にかかることなく、安心して学べる環境をこれからも届けていきたいと思います。
※本事業は、ジャパン・プラットフォームや皆様のご寄付により実施しています。
(外務省NGO相談員ODA広報)
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