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配布した竹で苗床の小屋が完成!

配布した竹で苗床の小屋が完成!

IVYがバングラデシュで実施している「コックスバザール県テクナフ郡中山間地域の小規模農家流通支援プロジェクト」では、野菜栽培や養鶏、マーケティングなどの研修を行い、脆弱な小規模農家の生計向上を目指しています。

6月下旬から、ひ益者に竹などの資材の配布を開始し、ひ益者自身が技術指導員の指導を受けながら、その竹を使って野菜の苗床の小屋を作っています。

農業用の資材は、現地で手に入る扱いやすい素材

バングラデシュでは、カゴなどの工芸品に竹がよく使われますが、農民の生活をよく観察してみると、柵、マット、鶏小屋など、住居周辺でも竹が幅広く使われています。

苗床づくりの研修でその利点や作業工程を学んだ住民たちは、配布された竹を使って、慣れた手つきで苗床の小屋を作っていきます。

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できあがった小屋を見ると、片屋根や三角屋根、竹のしなりを活かしたアーチ形の屋根、苗床を置く平面の部分を竹編み細工のように加工したりと、とっても個性豊かです!

少数民族の女性たち

本事業の参加者には、チャクマ族という少数民族が含まれています。

チャクマ族は、主にバングラデシュ南東部、ミャンマー、インドの一部地域に住み、多くは仏教を信仰し、チャクマ語という独自の言葉を話します。

事業地のチャクマ族の人々は、人里離れた丘の上に住み、沢の魚やカニを捕ったり豚を飼育しながら、ほぼ自給自足に近い生活を送っています。

チャクマ族の女性は働きもので、一家の大黒柱となっており、竹の運搬などの力仕事も難なくこなしています。

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IVYは、支援の届きにくい地域の人々の生活がよりよくなるように、これからも活動を続けていきます。

(現地事業統括 近藤理恵)

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