教員向け衛生教育研修を実施しました!
4月7日から4日間にわたって、イラク赤新月社とフランス赤十字社の協力の下、教員向け衛生教育研修を実施しました。イラクでは衛生に対する意識の低さから、下痢やコレラなどの問題に悩まされる子どもたちが多くいます。

また、トイレの正しい使い方を知らず、トイレが常に汚れていたりすぐに破損してしまうといった課題に学校は悩まされています。特に、昨年から猛威をふるっている新型コロナウイルスの影響で衛生に対する意識向上は必要不可欠となっています。そこで、子どもたちが楽しく衛生意識を高め、衛生的な行動をとることができるようになることを目指して、また、教員が継続的に子どもたちに衛生に係る知識を教えることができるように教員研修を実施しました。教員たちは研修中子どもに戻った気持ちになって衛生に係る人形劇やカードゲームに参加することで、どうやったら子どもたちに楽しく教えることができるのかを学びました。また、実際に教員同士でゲームなどを用いた衛生教育の練習を行いました。

研修中は、普段真面目な先生たちが遊んでいるのを見て、子どもたちも興味津々でした。
参加した教員からは「基礎的な衛生知識だけでなく、新たな教育手法を身に着けることができました」といった声があげられました。

※本事業は、ジャパン・プラットフォームによる資金や皆様のご寄付により実施しています。
(外務省NGO相談員ODA広報)