イラク・中学校再建プロジェクト:イラク現地事業統括 岡田からのメッセージ
はじめまして、10月からイラクに現地事業統括として駐在している
岡田 航(おかだ わたる)です。
私はこれまでウガンダ、セルビア、イギリス、タイ、日本などで教育や物資配布などの難民支援活動の他、
南スーダンにおける教育支援を行ってきました。
また、大学院では平和構築と教育を中心に紛争後の社会において教育がどのような役割を果たすのか学びました。
教育は、紛争の影響を受けた人々にとってなくてはならないものです。
1冊の本が、心の疲弊した子どもたちの世界を広げます。
学校に通うことで、同じ経験や価値観を持つ人々と出会う一方で、
多様な価値観に出会うことができます。
勉強や様々な人々との出会いを通じて自分の得意不得意、
好きなことや嫌いなことを見つけて、将来の夢や希望を見出すことができます。
そうして、国は発展していくのだと思います。
多くの紛争を経験し、未だ不安定な状況にあるイラクでは、
教育を途中で断念せざるを得ない子どもたちや教育を受けたことがない人々が
たくさんいます。
そうすると、不安定な状況は一向に変わりません。
子どもたちが通学するために安全な距離に、安心して学ぶことができる学習環境があれば、
学校に通わせたいと思う保護者は大勢います。
T中学校を補修し、安全な学習環境を確保することができれば、
将来ほんの少しだけこの国での人と人との争いを和らげることができると
私は信じています。
どうかT村の人々のために、イラクのため、子どもたちの将来のため、
皆様の温かいご支援とご協力の程、よろしくお願いいたします。
イラク現地事業統括
岡田 航
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