イラク・中学校再建プロジェクト:「子どもたちを学校へ!」が合言葉。教育支援を続ける理由。
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皆さま、こんにちは。私たちのプロジェクトページを訪問いただきありがとうございます!
IVY事務局の小笠原です。
今日までに、10人の方から温かいメッセージと共に8万5千円のご支援をいただきました。
本当にありがとうございます!
クラウドファンディング は「スタートダッシュ」がとても大切だそうです。
最初の5日間で目標金額の20%を達成できるプロジェクトは、達成率が9割になるそうです!
11月8日(日)までに40万円!皆様のご支援をどうぞよろしくお願いいたします。
さて、今日は私たちがなぜイラクで教育支援をしているのかをお伝えしたいと思います。
当たり前の暮らしが奪われた2011年3月
2011年3月、東日本大震災によって、多くの尊い命と日常が奪われてしまいました。
時を同じくして、地球の上では同じように当たり前の暮らしが奪われた国があります。
それが、中東のシリアでした。
震災支援を続けて2年が経った頃、シリア内戦は悪化する一方で、当時で220万人もの
シリア難民が周辺の国へ逃れていました。
「私たちに何ができるのか」
何ができるか、何が必要とされているのかは直接会って、聞かなければ分からない。
そこでIVYスタッフは、隣国イラクのクルド自治区、エルビル 県へ向かいました。
現地調査で分かったのは、難民キャンプを出て暮らしている人たちが多いこと。
そして、彼らの住居は、テントや建設途中の建物に毛布やビニールシートを貼ってある状態で、
氷点下近くまで冷え込むイラクの冬を越すにはとても寒すぎました。
少しでも暖かく過ごせるように、私たちはキャンプの外に暮らしている348世帯に対し
ストーブと灯油を配布することにしました。
混乱を避けるため、ストーブを買った業者さんの倉庫まで取りに来てもらいました。
配布後、家庭へお邪魔するとストーブは大活躍していました。
学校へ通いたくても通えない理由
各家庭にお邪魔するうち、学校へ通う時間帯にも関わらず子どもたちが家で過ごしているのに気づきました。
寒いので外で遊べず、1日中テレビを見て過ごす子どもたち。
学校は?とお母さんに尋ねると
「学校までの交通費が払えないから、通わせてあげられない」とのこと。
更に聞いてみると、シリアとクルド自治区で使われている言語が違うことが、
学校に通えない理由にもつながっていることが分かったのです。
シリア難民の子どもたちが話す言葉はアラビア語、一方で、クルド自治区ではクルド語が
話されていたため、アラビア語を話す子どもたちが通える学校がなかったのです。
「シリア難民の子どもたちを学校へ!」教育支援始まる!
シリアに暮らしていた頃は当たり前に学校へ通っていた子どもたち。
その日常を取り戻してあげたい。
そこで私たちは「シリア難民の子どもたちを学校へ!」を合言葉に、
夏休み期間を利用して補習校を開校することにしました。
補習校の名前は「ガラナワ」校。
クルド語で「もどろう」という意味で、学校の設立に携わったスタッフが「学校へ戻ろう」
「シリアへ戻ろう」「平和へ戻ろう」など様々な願いをこめて名づけました。
補習校では、算数、理科、英語などの教科を教えていました。
遠くから通いたい子どもたちのために、通学バスも運行しました!
ガラナワ補習校は、その後クルド教育省によって正規の小学校として開校しました。
その後も、「子どもたちを学校へ!」の合言葉を胸にクルド自治区、イラク、ニナワ県で
シリア難民、イラク国内避難民の子どもたちのために補習校開校、正規校への昇格支援、
そのためのプレハブ校舎の建設等の支援を続けてきました。
生きていくために、食べ物、住む場所、着るものなどが必要ですが、子どもたちには
学ぶ場所が必要です。
中学校を再建し、一人でも多くの子どもが学校へ通えるよう、あなたの力を貸してください。
ご支援をどうぞよろしくお願いいたします。
READYFOR特設サイトは下記からアクセスいただけます!
https://readyfor.jp/projects/ninewaschool_2