イラクに小学校を建てることになりました。
イラクに避難者用の小学校を建設
イラクのクルド自治区アルビル県において、日本の国際協力団体であるIVY(アイビー)が、10教室を備えた小学校を建設します。
この小学校はイラク本土からイスラム国(IS)の攻撃により家をなくし、アル ビルに避難している子どもたちのために建てる、イラク教育省公認の臨時の小学校校舎です。
学校を建てることになったきっかけ
IVYは、今年の4月に一軒家を借りて、避難児童を対象とした補習校を開設しました。
3部屋を教室として、1部屋を職員室として使用してきましたが、普通の民家ですので、150人以上もの 子どもたちがのびのびと学べる環境ではありませんでした。
また、補習校のま までは、進級に必要な正式な単位を取得することができません。
そこでイラク教育省に相談したところ、「校舎さえ準備してもらえれば、先生は国から派遣します」とのことで、10月の新学期から公立校に昇格してもらえることになりました。
現在、教育省や建設業者と連携を取りながら学校建設計画を進めているところです。
(写真上、普通の寝室を改造した教室で机を並べて、アラビア語を学ぶ子どもたち。)
建設される学校(校舎)の概要
・建設予定地:イラク共和国クルド自治区アルビル県
・敷地面積:約6,000㎡
・床面積:642㎡
・設備:10教室、職員室、トイレ男女各3、手洗い場、水タンク、倉庫、運動場、塀
・総建設費:1,327万2,750円(US$1=125円で換算)
・工期:8月下旬~10月中旬
・完成後の運営主体:イラク教育省(アルビル事務所)
・利用予定機関:2015年10月~2018年9月(3年間-延長の可能性あり)
・定員:300人
(写真上:教室部分の完成予想図)
総工費約1,300万円のところ、
あと150万円足りていません。
建設費の内訳は以下のとおりとなっております。
避難先でも子どもたちがのびのびと学べるよう、校舎の建設にどうぞみなさまのお力をお貸しください。
予算
総建設費:1,327万2,750円(US$1=125円で換算)
内訳 土地整備費 1,200,000円
基礎工事費 1,203,750円
パネル(組み立て工賃込) 6,331,500円
電気工事費 625,000円
トイレ、手洗い場の設置 437,500円
トイレ用貯水タンク 75,000円
トイレ用汚水浄化槽 400,000円
主水道管 100,000円
主電気ケーブル 150,000円
塀 2,500,000円
その他 250,000円