学校補修

学校補修 表紙

 

 

引き続きイラクで校舎の補修を行っています。


 

過激派組織ISILから国土を取り戻すための戦闘が続けられクルド自治区にも多くの国内避難民が
逃れてきました。2017年10月に勝利宣言がされ、避難民の多くが帰還しましたが、まだ73万人
が留まっており、シリア難民も24万人が留まっていました。

 

たび重なる紛争による物資不足で、粗悪な建材や設備が多く使われていたため、破損個所が
多かったことに加え、急増した難民の生徒等の影響で、老朽化に拍車がかかり、327校が
補修を必要としていました。
そこで、この事業では、補習の緊急性の高い学校から優先して
取り組んできています。これまで2016年度で4校舎、2018年度で7校舎、2019年度で4校舎
補修を終え、計15校の補修に取り組みました。

補修後の校舎


 

補修を行ったシュバット小学校では、補修された校舎で元気に勉強に励んでいます。
嬉しい声も聞こえてきました。小学2年生のグルナムさんは理科が好きで、彼女も将来は
お医者さんになりたいとのことです。イラクではお医者さんは人気の職業のようです。
「きれいな教室で勉強が続けられるのが嬉しい」と目を輝かせて話してくれました。

 

学校補修①     シュバット小学校の生徒の様子

 

 

補修前の校舎

シュバット小学校の天井             エイロル実業高校の壁

 

 

補修後の校舎

天井や壁が剥がれているところが、きれいに補修されました。

 

 

 

 

ペシュカウンティン小中学校も補修により、今ではきれいな校舎になっています。

 

補修前の校舎

 

 

補修後の校舎

 

学校補修⑥
ペシュカウンティン小中学校の校長先生は、補修前の学校のアルバムを学校に来たお客さんに見せているそうです。

(クリックして拡大できます)

 

学校の維持管理のためのワークショップ開催!掃除のアクションプランを作りました。


 

4校の先生がそれぞれ校舎をきれいな状態に保つためにどうして行けば良いかを考え、
これからの行動についてアクションプランを作成しました。

 

DSC05606

 

学校毎にグループに分かれて、学校をきれいに保つためにはどうしたらよいかを
話し合いました。アクションプランを作成した後は、行動あるのみです!
校内にゴミ箱を設置したり、ゴミを捨てないようポスターを掲示したり、と
様々な取り組みが行われるようになりました。
現在では、先生と児童が一緒に清掃活動を行っています。

先生と生徒が一丸になってきれいにします!


 

学校補修⑫子どもたちも積極的に掃除をしています。

PC教室を整備して、先生向けにPC研修を実施しました!


 

エルビル県には実業高校が9校あり、高校1~2年生には週3回PCの授業があります。
しかしPCがないために、生徒は教科書を読むだけで実際に触れて学ぶ事ができませんでした。
そこで第3期では、学校にPC教室を整備し、生徒がPCに触れて学ぶことができる環境を
整えることにしました。また、実業高校で働く先生方にアンケートを行ったところ、
「PCに触ったことがない」「電源の入れ方は分かる」と回答した先生がほとんどで、
学校の書類作成やテストの集計などは全て手書きで行われていることが分かりました。
手書きだと時間がかかったり計算間違いがあったりするため、事務作業にも時間が
かかってしまいます。そのため、先生たちに対してPC研修を行うことにしました。

 

DSC06061教員同士で操作方法を教え合う一幕も。

PCが整備された教室では、新学期になり早速生徒さんがPCを使った授業を受けていました。
学校にやって来た12年生(日本の高校3年相当)の電子工学科の生徒は、新しく設置された
PCを見て「学校にPCが設置されて、これでやっと実務にも役立つ科目が学べる」と喜んでいました。

DSC07420エイロル実業高校で実際に生徒がPCを使えるようになりました。

【この事業は、外務省の日本NGO無償資金協力の助成と、皆様からのご寄付により実施されて
おります。ご支援に心よりお礼申し上げます。】

 


 

学校補修2表紙

 

 

イラクで、2016年から校舎の補修を行っています。


 

イラクは2014年から2017年まで、過激派組織ISISから国土を取り戻すための戦闘が繰り広げられました。クルド自治政府もこの戦いに参加し、その一方で88万人の国内避難民と25万人のシリア難民を受け入れていました。

 

そのため、クルド教育省は、急増した難民・国内避難民の生徒の対応に追われ、停滞している事業も多くありました。学校補修もその一つで、エルビル県内だけでも補修が必要な学校が2017年4月時点で350校に上っていました。

 

たび重なる紛争による物資不足で、粗悪な建材や設備が多く使われていたため、破損箇所が多かったことに加え、急増した難民の生徒等の影響で、老朽化に拍車がかかり、倒壊や落下等の危険箇所も多く見られました。

 

そこで、この事業では、補修の緊急性の高い学校から優先して取り組んで来ています。これまで2016年度で4校舎2018年度で7校舎の工事を終え、2019年度は4校舎の補修に取り組んでいるところです。

 

また、補修後は、きれいな状態を末永く保っていただきたいと、先生たちとワークショップを開き、その方法について知恵を出し合ったりしたところ、どの学校でも先生と生徒さんによって清掃活動が行われるようになりました。

 

 

 

補修前と補修後の校舎


 

ナバズ小学校、補修前の校舎

ナバズ小学校

 

 

矢印アイコン下

 

補修後の校舎

ナバズafter

 

ナバズafter2

 

壁にヒビが入り、危険だった校舎が、赤がポイントの明るい校舎に生まれ変わりました!

 

 

 

ワークショップで、掃除のアクションプランを作成


 

 

workshop

 

ファシリテーターを務めるIVYスタッフ(左)の進行で、学校ごとにグループに分かれて、学校をきれいに保つためのアイディアを出し合う先生。

 

 

自分たちの学校は、自分たちできれいにする!


 

 

 

掃除生徒

 

ワークショップ開催後、各学校で写真のような清掃活動が開始され、7校が自分たちの学校の様子をSNSでシェアし合いました。

 

 

クルド教育大臣と森安領事、チマン女子高校を訪問


 

 

2018年10月29日、「エルビル市7校補修工事完成式典」が、エルビル市内にあるチマン女子高校で開催されました。式典には、クルド教育大臣はじめ在エルビル領事事務所の森安領事がお越しになられ、きれいになった教室や講堂を視察されたあと、大臣よりIVYや日本の国民の皆さまに向けて感謝状が送られました。

 

チマンオープニング

右から、IVY武田、エルビル教育長、教育大臣、森安領事。

 

チマン看板

7校の補修工事の完成をお祝いして、教育省主催で開かれたセレモニー

 

工事の視察

領事館とIVYスタッフの案内で、リフォームされて見違えるほどきれいになった校舎を見学される大臣

 

森安領事

領事を通じて、日本政府、国民の皆様に感謝のしるしが贈られました。

 

感謝状贈呈

IVYにも感謝状をいただきました。

 

生徒の歌

この日のために民族衣装に身を包んだ、生徒さんたちから歌のプレゼント。このあと、日本の浴衣の試着や、けん玉等日本のあそびが紹介されました。

 

【この事業は、外務省の日本NGO無償資金協力の助成と、皆様からのご寄付により実施されております。ご支援に心よりお礼申し上げます。】