シリア難民を訪ねて③バハルカ難民キャンプ

このアルビル市には、現在5つ、シリア難民のキャンプがあります。
10月10日はそのうちの一つ、バハルカ(Bahayka)難民キャンプを訪ねてみました。

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写真前方に見えるのが、「バハルカキャンプ」です。旧市街から荒野を走ること、約30分。かなりかなり遠いです。「77」という企業の工場跡地を利用して、キャンプが設けられています。

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 国連発表では、9月23日現在、このバハルカキャンプには3545人ということでしたが、バルザーニ財団の責任者の方によると、約4500人だそうです。
ここは、8月15日以後、シリア系クルド人への攻撃が激しくなったことにより、同胞を受け入れるために、5月以降閉まっていた国境のゲートが開かれ、9月15日までの間、新たに6万人以上の人が逃げてこられたのですが、その方々を急きょ受け入れるために作られた仮キャンプの一つです。 
しかし、ここは私企業からの借地であるため、恒久的なキャンプとして以前から政府で造成していた、アルビル市の北東にある「ダラシャクラン(Darashakuran)キャンプ」へ、大家族から順に移ってもらっているそうです。すでに100組が移られたとのことです。

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工場の屋根の下にテントを確保できた家族は、まだましですが、屋外のふきっさらしの人たちの方は、これまた大変そうです。

 キャンプ内では、小さなお店ですが、露店のような感じでいろんな物が売られ始めています。
ただ、皆することもなく、時間を持て余してそうです。東日本の震災のときも、「避難所で何もしないでいると、頭がおかしくなりそうだった」と、話していた人がいました。実際、キャンプの中にしても現金は必要なので、働ける人は旧市街の方へ出ているということも聞きます。

クルドの政府関係者に話を聞くと、政府としては難民の方々にはキャンプの中でじっとしていてほしい、、、のかなという感じも受けましたが。。。マクロの立ち位置の方々からすると、混乱はもちろん避けたいところですよね。「ステップ バイ ステップ」、、、それも大事なことなんでしょう。

一方で、IVYが支援させていただく人たちは、「インサイドキャンプ?アウトオブキャンプ?」
早く結論を出さねば。。。 冬はもうそこまで来ています。

(IVY事務局長 安達)