シリア難民を訪ねて②

かたつむりの形をしたアルビル市旧市街から車で30分以上行くと、「ダラテゥー(Daratou)」という地区に行きつきます。シリア難民の方々が多く暮らしている地区の一つです。

ここに10月3日(木)に訪ねてきました。

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 2つのご家族が、車や人の通行量の多い幹線道路沿いの空地に避難されていました。手前のご家族は3か月前にここに居を構えたとのこと。旦那さん、奥さん、子ども3人の家族です。テントの中は15畳くらい。テントも雨露をしのげるよう、屋根にはビニルシートをかけ、中もきれいに片付いて、お子さんたちの洗濯物もたくさん干しておられて、ちゃんとした暮らしぶりがうかがえます。洗濯物があるということはどこかに使わせてもらえる水場もあるということですね。40度を超す夏場には、この地域独特のクーラーもあることを知りました。テントの横に設置されている四角い大きな箱がクーラーで、日本でいう冷風扇のような感じですかね。

さらにその奥に小さな三角のテントが見えます。なんと3日前にここに到着したばかりだそうです。がっしりした体格のお父さん、ご兄弟、そして奥さんと子どもたち。お隣りさんに教えてもらいながら、これから生活を安定させていかれるのでしょうか。

どちらのご家族もそれぞれにがんばっておられるのですが、この構えでは壁がほとんどないので、ビニルシートで目張りしても、冬はかなり寒そうです。そして日中はまだ暑いですが、朝晩は冷え込みが始まっています。ささやかなんですが、温かいストーブを早くお届けしたいです。

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ちなみにこの方たちはご家族みんなでお店を始めていました。 
 水、ジュース、お菓子、たばこなどを沿道を行く方たちに売っています。おじゃました夕方は帰宅中の通勤ラッシュで車がお店の前で渋滞しているので、売れ行きがいいそうです。

(IVY事務局長 安達)