学校補修

学校補修2表紙

 

 

イラクで、2016年から校舎の補修を行っています。


 

イラクは2014年から2017年まで、過激派組織ISISから国土を取り戻すための戦闘が繰り広げられました。クルド自治政府もこの戦いに参加し、その一方で88万人の国内避難民と25万人のシリア難民を受け入れていました。

 

そのため、クルド教育省は、急増した難民・国内避難民の生徒の対応に追われ、停滞している事業も多くありました。学校補修もその一つで、エルビル県内だけでも補修が必要な学校が2017年4月時点で350校に上っていました。

 

たび重なる紛争による物資不足で、粗悪な建材や設備が多く使われていたため、破損箇所が多かったことに加え、急増した難民の生徒等の影響で、老朽化に拍車がかかり、倒壊や落下等の危険箇所も多く見られました。

 

そこで、この事業では、補修の緊急性の高い学校から優先して取り組んで来ています。これまで2016年度で4校舎2018年度で7校舎の工事を終え、2019年度は4校舎の補修に取り組んでいるところです。

 

また、補修後は、きれいな状態を末永く保っていただきたいと、先生たちとワークショップを開き、その方法について知恵を出し合ったりしたところ、どの学校でも先生と生徒さんによって清掃活動が行われるようになりました。

 

 

 

補修前と補修後の校舎


 

ナバズ小学校、補修前の校舎

ナバズ小学校

 

 

矢印アイコン下

 

補修後の校舎

ナバズafter

 

ナバズafter2

 

壁にヒビが入り、危険だった校舎が、赤がポイントの明るい校舎に生まれ変わりました!

 

 

 

ワークショップで、掃除のアクションプランを作成


 

 

workshop

 

ファシリテーターを務めるIVYスタッフ(左)の進行で、学校ごとにグループに分かれて、学校をきれいに保つためのアイディアを出し合う先生。

 

 

自分たちの学校は、自分たちできれいにする!


 

 

 

掃除生徒

 

ワークショップ開催後、各学校で写真のような清掃活動が開始され、7校が自分たちの学校の様子をSNSでシェアし合いました。

 

 

クルド教育大臣と森安領事、チマン女子高校を訪問


 

 

2018年10月29日、「エルビル市7校補修工事完成式典」が、エルビル市内にあるチマン女子高校で開催されました。式典には、クルド教育大臣はじめ在エルビル領事事務所の森安領事がお越しになられ、きれいになった教室や講堂を視察されたあと、大臣よりIVYや日本の国民の皆さまに向けて感謝状が送られました。

 

チマンオープニング

右から、IVY武田、エルビル教育長、教育大臣、森安領事。

 

チマン看板

7校の補修工事の完成をお祝いして、教育省主催で開かれたセレモニー

 

工事の視察

領事館とIVYスタッフの案内で、リフォームされて見違えるほどきれいになった校舎を見学される大臣

 

森安領事

領事を通じて、日本政府、国民の皆様に感謝のしるしが贈られました。

 

感謝状贈呈

IVYにも感謝状をいただきました。

 

生徒の歌

この日のために民族衣装に身を包んだ、生徒さんたちから歌のプレゼント。このあと、日本の浴衣の試着や、けん玉等日本のあそびが紹介されました。

 

【この事業は、外務省の日本NGO無償資金協力の助成と、皆様からのご寄付により実施されております。ご支援に心よりお礼申し上げます。】