国内災害支援

古新聞に手形押し(2才児) _R

 

たくさんの方々に応援していただきました「あいびぃ保育園」は、

2015年3月31日をもって閉園致しました。ご支援ありがとうございました。

 


福島から避難している母子専用の「あいびぃ保育園」を通じた保育支援事業


 

活動期間 第1フェイズ:2012年7月1日―2013年3月31日

第2フェイズ:2013年4月1日―2014年3月31日

第3フェイズ:2014年4月1日―2015年3月31日

 

活動地域 山形県山形市

 

目的   福島県から避難している子どもの保育環境が整備され、

母親が就労することにより、安定した避難生活が送れるようになる。

 

背景・内容

 

福島県から山形市に1400世帯が避難

 

福島県に隣接する山形県には、2011年3月11日の福島第1原子力発電所事故により2012年7月現在、県外避難者(6万2038人)の2割にあたる5100世帯が避難しています。山形市にはそのうち1400世帯が暮らしています。これは全国の市町村で最も多く、その半数以上が発電所に近い警戒区域や近隣の地域ではなく、「中通り」と言われる福島市や郡山市等の地域からの自主避難者で、小学生以下の子どもを連れた母子世帯です。

子どもは、外で遊んだり、運動したりする時間数が多く、地面との距離が短いので、セシウムを吸い込みやすいと言われています。そのため、低年齢の子どもを持つ母親や、妊婦、近い将来出産を予定している女性が、健康被害を心配し、夫や家族と離れ、放射濃度の低い地域へ避難しています。 避難生活もすでに1年以上となり、長期化しているため、二重生活による経済的な負担の重さと未就学児の保育問題、これらを原因とした家族間の亀裂等にまで発展しています。

*行政からの補助は家賃補助6万円のみ

 

 

避難している母子が 山形で健やかに生活を送るために

公立や「認可保育所」は国や自治体からの補助があるので、安い保育料で預けられます。しかし、山形市は、震災以前から待機児童数が多い自治体なので(12年5月末現在  待機児童数97人)、仕事についていない福島のお母さんたちは利用するのが難しい状況です。

一方、「認可外保育所」の場合は、保育料が給食費と合わせて月約5万円とかなり高額で、二重生活で出費がかさんでいる上、複数の幼児を抱える世帯には払えない料金となっています。

そのため、子どもを預かってもらえるところがない → 母親が仕事につけない、経済的に自立できない → 二重生活で、経済的に困窮する。また、子育ての負担が母親に集中し、育児に疲れ、健康被害から逃れるはずが、かえって親も子もストレス過多に陥っている、という現状があります。

これらの課題を受け、福島からの避難者対象の保育支援も活発化してきていますが、一時預かりにとどまっている現状があります。フルタイムで働きたいお母さんにとっては、月極保育が必須であることから、困っているお母さんたちが立ち上がり、2012年9月18日にIVYとともに山形市で保育所をつくることになりました。「あいびぃ保育園」の始まりです。

 

◆あいびぃ保育園について詳しくはこちら